米国ドルという世界基軸通貨で行う資産運用をする。
なぜ“アメリカ”の不動産なのか。それは「米国ドルで資産運用をする」ためのプラットフォームとして不動産を捉えているからです。この「米国ドル」というのがキーポイントなのです。
今、世の中は、日々刻々と動いています。ウクライナの戦争を通して、通貨にしても食料にしてもエネルギーにしても、いかに世界中が総合的に絡み合いながら、我々の日常の生活が守られているのだなと痛感します。その通貨やエネルギー、食料を取り扱う量で各国のパワーバランスがどんどん変わっていくこの時代に、日本においては(米国も)食糧やエネルギーを自国だけに依存していないことをインフレを通じて体験させられています。
一方、日本の円は日本国内だけで成り立っていますが、このグローバルな社会で全財産を円だけで保有することは為替リスクだけを考えても不安があると考えるのは私だけではないと思います。またリスクヘッジとして分散を考えた時に、米ドル以外で考える人はまれだと思います。なぜなら、米ドルは絶対に外せない通貨だからです。世界一の経済大国が発行し、世界で最も流通している通貨だからです。
しかし、いくら米ドルが良くてもそのまま銀行口座にそのまま持っておくのは実質財産を減らしている行為と同じです。インカムゲインやキャピタルゲインを生む投資商品として保有することではじめて投資価値が生まれます。
つまり、現金の米国不動産を“ドルへの資産分散”にする機会と捉える発想です。「Don’t Put All your Eggs in One Basket (全部の卵を一つのカゴに入れるな)」という言葉をご存知の方も多いと思います。5年後、いや1年後に何が起きるかわからない先行き不透明な時代に、世界一信頼度の高い米ドルなしで全ての資産を円建てて保有するのと、20~40%の資産を米ドルでも保有するのとどちらが将来的なリターンと安全性が期待できるでしょうか。そのためのツールとして、私は特にラスベガス不動産投資をお勧めしています。
以下に、米ドルで投資する理由を挙げてみました。
米ドルで投資するその理由
流動性の高さ・流通量の多さ 世界の富裕層が米ドルを選ぶ理由として信用度・信頼度の高さがあります。米ドルは基軸通貨として流通量の多さを誇っており、世界最大の決済機関であるSWIFT(国際銀行間通信協会)の支払通貨の割り合いを見ても、米ドル41.92%、円3.24%となっており、世界各国間の取引などにおいて米ドルが利用されています。それだけ信用度・信頼度が高いことが分かります。
商品選択肢の拡大、運用利回りの高さ 円・米ドル間での為替取引や米ドル預金のほか、証券会社では株、MMF・債券・投資信託・株式・ETFなども米ドルで購入できます。また、近年は円と比較して、相対的に運用利回りが高いです。
海外での利便性 米ドルは海外の支店やATMなどで引き出すことも可能で、現地で米ドルのまま利用ができます。海外の渡航先が米ドルの利用が可能な国・地域であれば、渡航時の円・米ドル間の為替を気にすることなく運用によって殖やした資産を有効に活用することができるのです。
米国経済の今後の成長性 米国は人口動態・生産人口の推移の点から見て、今後も成長マーケットであることが推測されます。この点は次回のコラムで取り上げます。
円安になった場合、為替差益が得られる 円安を喜べる立場になるには、ドルで資産を保有すること以外にはありません。
地震、災害などに対するリスクヘッジになる 戦争だけでなく、地球では地震や台風、ハリーケーン、津波、干ばつ、疫病など、どこでも予期しない災害も起こりえます。そのためのリスクヘッジにもなります。
このように、米ドルは、流通面・運用面・今後の成長性といった面から見て、運用によって資産を殖やす通貨としてはもちろん、資産を守るといった面でも絶大な安心感と安定性があります。